大手日用品メーカーのユニ・チャームは12月9日、香川県綾川町にある廃棄物処理業者の富士クリーンと連携して、使用済みの紙おむつのリサイクル技術の開発に着手したと発表しました。

ドライクリーニングの発想を応用して、繰り返し使用可能な溶剤と、独自の殺菌・漂白技術を使って紙おむつの洗浄、殺菌、漂白を行うということです。この技術を使うと洗浄に使う水の使用量を約50分の1に削減できるとしています。水資源が限られた地域でも、再資源化プロセスの導入が可能になるメリットがあるということです。

技術開発は、綾川町にある富士クリーンの敷地内の実験棟で2026年から始まり、2029年をめどに再資源化のプラントを稼働させる計画です。これに合わせて、県内の自治体と連携した紙おむつの回収も正式に始める予定です。

岡山放送
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