色を残しつつ汚れを落とす具体的な手順は以下の通りだ。

まずはデニムの表側が洗濯中に擦れないように、裏返してネットに入れる。

裏返してネットに入れるのが正解(特集班撮影)
裏返してネットに入れるのが正解(特集班撮影)

「裏返すと汗や皮脂などを落としやすいですし、表側が洗濯槽に擦れないので不自然に色落ちしてしまう心配もありません。ただし、食べ物の汁や飲み物などをこぼした場合は、表側のままネットに入れるといいでしょう」

ちなみに、他の衣類に色移りする可能性が高いため、デニムは単品洗いが基本。黒い衣類であれば、色移りが目立たないので一緒に洗っても問題ない。

洗剤はおしゃれ着用の中性洗剤がベスト。ただし、柔軟剤は使わないでほしい。

「嫌な臭いの元となる汚れが残っていたとしても、柔軟剤の香りでごまかされます。一度洗っても嫌な臭いが気になる場合は、もう一度しっかり洗い直してください。柔軟剤はデニムのゴワつきがどうしても気になる場合のみ使用しましょう」

デニムと洗剤を洗濯機に入れたら、“弱モード”や“手洗いモード”を選ぶ。

すすぎ時間や脱水時間などは特に変える必要はない。

脱水し終わったら、裏返しのまま逆さに(腰を下に)して陰干し。乾けば、色落ちを抑えつつ汚れが落ちたことを実感できるだろう。

腰部分を下にして干すと乾きやすい(特集班撮影)
腰部分を下にして干すと乾きやすい(特集班撮影)

「デニムは生地が重なっている部分が裏側に多いため、乾きにくく雑菌も繁殖しやすいです。裏返すとポケットの内側なども早く乾きますし、重たい腰部分を下にして筒状にして干すことで、引っ張られてシワにもなりにくいのです」

“耳”は濡れた状態で伸ばす

ちなみに、一部のジーンズは裏側に“耳”や“セルビッジ”と呼ばれる、ほつれ防止の処理が施された生地が使われている。