12月8日に開かれた熊本県議会の一般質問で、熊本県は県内に16ある公立病院のうち、15の病院が経常赤字だと明らかにした。

熊本県内ほとんどの公立病院が赤字運営

12月8日に開かれた熊本県議会の一般質問で、自民党の西村尚武県議が公立病院の経営状況について質問。

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熊本県の千田真寿総務部長は県内16ある公立病院のうち、熊本市の熊本市民病院を除く、15の病院が経常赤字で全体での赤字額は2024年度に64億円に上ったことを明らかにした。

熊本県によると、赤字の15の病院の多くが、周辺に住民が少ない不採算地区病院であり、病床稼働率の向上や医療機器や医薬品の効率的な調達を行っているものの、想定を上回る人件費の増加や物価の高騰が影響しているという。

また、熊本県では国の支援策の動向を注視するとともに、市町村と連携した経営改善に取り組むとしている。

(テレビ熊本)

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