12月8日、岩手県盛岡市は市内の教育保育施設で、感染性胃腸炎の集団発生があったと発表した。
園児9人と職員3人のあわせて12人が嘔吐や下痢などの症状を訴えていて、医療機関を受診した1人がノロウイルスと診断されていたことも分かった。
盛岡市によると、12月2日に市内の教育保育施設(園児・職員100人以上)から複数の園児や職員に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、11月27日から12月2日までに、園児9人と職員3人のあわせて12人に嘔吐や下痢などの症状があったことがわかった。
また、医療機関を受診した1人がノロウイルスと診断されていたことも分かった。
重症者はおらず症状のある人は回復傾向にあるという。
保健所の調査では、排泄後や排泄処理後の手洗いに一部不十分な点があったと推察され、給食を原因とする食中毒の可能性は低いと判断し、予防対策を指導したという。
市は感染対策として、調理前や食事前には石けんと流水で十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクや使い捨て手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒することなどを呼びかけている。
(岩手めんこいテレビ)