真冬の超短期決戦となった衆院選。
政界の大ベテランと元議員、それに新人の3人による激戦となっている岩手3区、各候補の選挙戦の様子をお伝えします。
花巻市や奥州市、一関市など県南7つの市と町からなる岩手3区。
中道改革連合の前の議員、自民党の元議員、参政党の新人の3人が立候補しています。
中道改革連合の前の議員・小沢一郎氏は奥州市出身の83歳。
議員を19期連続で務め、1993年の細川政権、2009年の民主党政権と、2度の政権交代を成し遂げています。
衆議院の解散後、翌日から3日間、岩手に入り後援会の幹部に協力を呼びかけました。
中道・前 小沢一郎氏
「もうひと踏ん張り皆さんのお力添えを賜りますよう」
立憲民主党が公明党と新党を結成したことを受けて、これまで野党共闘を続けてきた共産党は「自主投票」との方針を決めましたが、「関係性は変わらない」と主張します。
中道・前 小沢一郎氏
「(共産党と)僕との関係だもの、今まで通り。ただ公明党の支持も加わったということ」
選挙戦に入ると全国を飛び回り、政権交代を訴える日々。
中道・前 小沢一郎氏
「高市政権、自民党政権に何としてもおきゅうを据えて、過半数割れを実現させなけれならない」
小沢氏が留守の間、岩手では陣営の参議院議員や県議がフル回転。
立憲 木戸口英司参院議員
「一関市の皆さんに何とかお力をお借りしたい」
食料品の消費税ゼロや社会保険料軽減など家計を守る政策を訴えています。
立憲県連 岩渕誠幹事長
「生活者ファーストの政治をなんとしても実現しなければならない」
そして5日、小沢氏は公示後初めて岩手入り。
中道・前 小沢一郎氏
「何としてもここで皆さんのお力を借りて、本当に国民の生活が第一の原点に帰った政権を打ち立てなければいけない」
票の底上げに全力をあげています。
自民党の藤原崇氏は西和賀町出身の42歳。
4期12年衆議院議員を務めました。2021年は小選挙区で初めて勝利し「小沢王国」をゆるがせましたが、前回は裏金問題に関与したことで逆風に遭い、3万票以上の差で敗れました。
信頼回復のため、辻立ちやあいさつ回りなど地道な活動を継続。
氷点下8度まで下がったこの日の朝も、懸命に手を振り続けました。
寒さへの対策として、屋内での活動にも注力。
毎日5、6回の個人演説会をこなし、電気・ガス代の補助やいわゆる「年収103万円の壁」の見直しの効果などを訴えます。
自民・元 藤原崇氏
「いわゆる『103万円の壁』、これを上げていくことで所得税の減税になる。(政府は)非常にスピーディーにこの3カ月対応しているなと思っています」
また、党本部も強力にバックアップ、公示の翌日には小林鷹之政調会長が駆けつけました。
自民 小林鷹之政調会長
「相手は大物です、相手は大物。だけど私たち自由民主党の中であの大物を倒した経験があるのは、藤原崇しかいないんですよ」
自民・元 藤原崇氏
「あれだけのことを言ってもらったのは本当にありがたいと思っていますし、もう一回、岩手3区の代表として国のことも地域のこともやっていきたいなという気持ちを新たにしました」
党の期待も背負い、国政へ返り咲きを誓います。
参政党の新人・及川泰輔氏は宮城県登米市出身の47歳。
現在、金ケ崎町の自動車部品製造会社の社員で、選挙への挑戦は2025年の参院選に続き2度目です。
キャッチコピーは「日本の未来に追い風を」。
党が進める減税政策や、15歳以下への月10万円給付などを通じ、若者の未来を明るくしたいと話します。
参政・新 及川泰輔氏
「これから働きに出る若者たちや学校で学んでいる子どもたち、これから産まれる日本のお子さんたち。そういった方々が日本の未来そのものなんです。その未来に対して私は追い風を送ってあげたい」
2025年の参院選で14議席を獲得し大きく躍進した参政党。
その勢いを呼び込もうと、この日は茨城選挙区選出の櫻井祥子参議院議員が駆けつけました。
参政 櫻井祥子参議院議員
「皆さんが(参政党に)やってほしいと思うことは何ですか、税金下がった方が良いんじゃないですか」
参院選が真夏だったのに対し、今回の選挙は真冬。
街頭活動の合間には北上市の事務所で温かいみそ汁を味わいます。
参政・新 及川泰輔氏
「暑いのは全然平気なんですけど寒いのはもう大変。こうやってカメラで撮られていると鼻水が垂れていないかなとか気にしなくちゃいけないから」
党の認知度が高まり、幅広い世代から声援が届いているという及川氏。
選挙戦終盤も、ぶれずに思いを伝えます。
参政・新 及川泰輔氏
「とにかく次の世代の方々にちょっとでも負担を減らしてもらいたいし、ちょっとでも夢や希望がかないやすくなる日本を残していきたいという思いです」
三つどもえの激戦が展開されている岩手3区。
投票日は2月8日です。