富山湾で初めて捕獲された珍しい魚「ボウズモンガラ」の展示が、12月9日から魚津水族館で始まる。
この魚は先月、富山県射水市海老江沖の定置網で捕獲されたもので、体長は約40センチ。水族館が調査したところ、モンガラカワハギ科の「ボウズモンガラ」と確認された。


ボウズモンガラはかつてインド洋での生息が確認され、日本には生息していないと考えられていた。しかし近年、九州から石川県にかけての日本海沿岸と高知県沖の太平洋でわずかに確認されており、和名が付けられたのはわずか5年前だという。


魚津水族館の木村知晴飼育員は「ほとんどの図鑑に載っていない非常に情報の少ない魚で、生態も謎に包まれている。非常に珍しくて富山湾で初めて獲れた魚なのでぜひ見に来てもらいたい」と話している。

この貴重なボウズモンガラの展示は12月9日から魚津水族館で一般公開される。
(富山テレビ放送)
