南極の世界について知ってもらおうと8日、秋田県美郷町で南極観測隊に同行した新聞記者が講演し、集まった子どもたちが普段聞くことのできない貴重な話に耳を傾けていました。

講演会は、子どもたちに将来や目標の実現に向けて役立ててもらおうと開かれたもので、美郷町の小中学生約480人が集まりました。

8日は、2024年12月から2025年4月まで南極観測隊に同行していた秋田魁新報社の大久保瑠衣記者が、実際に目にした南極や観測隊の活動を紹介しました。

秋田魁新報社・大久保瑠衣記者:
「私と隊員がぬらしたタオルを振り回してどうなるかを実験している。すごく天気がよさそうに見えるが、マイナス12~13度の気温の様子」

大久保記者は、南極で進む地球温暖化の影響や観測隊の生活の様子など、実際に現地取材で目にしたことを語り、子どもたちは話に引き込まれていました。

小学6年生:
「南極は寒い所だと思ったが、それ以外にも様々なことがあることがわかった」

中学3年生:
「南極はとても遠い所だけれど、たくさんの魅力を持っている場所と感じた。秋田県だからできないや自分だからできないと考えるのではなく、自分にしかできないことを信じて、これから自分にできることを頑張っていきたい」

子どもたちは南極の世界について理解を深めている様子でした。

秋田テレビ
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