太平洋戦争が始まって84年を迎えた8日、秋田市で「赤紙」と呼ばれる旧日本軍の召集令状を配って平和の尊さを訴える活動が行われました。
この活動は、県母親大会連絡会が戦争の悲惨さを知ってもらおうと、太平洋戦争が始まった12月8日に合わせて毎年行っています。
8日は連絡会のメンバーが、JR秋田駅前で「赤紙をチラシにしてお配りしています」と道行く人たちに声をかけながら、「赤紙」と呼ばれる召集令状を配って平和の大切さを訴えました。
高校生:
「昔、これが配られていたんだなと思うと怖いなと思う。赤紙がもし自分にきたら足が震える」
県母親大会連絡会・富田早苗会長:
「いつもだと若い人はスルーする人が多いが、受け取ってくれた人がいたならうれしい。日本の予算の中でも軍事費が断トツになってきている。平和のことについて、これを機会にみんなで考えてほしい」
県母親大会連絡会は、今後もこの活動を続けていきたいとしています。