瀬戸内海でよくとれる「クロダイ」は養殖ノリなどを食べる“食害”が問題になっています。この“海の厄介者”をおいしく食べる期間限定のメニューが、愛媛県松山市にある大学の学食に8日から登場しています。
キツネ色にからっと揚がったフライにタルタルソースをたっぷり。松山大学の学食に期間限定で登場した「クロダイ」のフライです。このメニューは、愛媛県と松山大学の大学生協、県漁業協同組合が連携して作りました。
「クロダイ」は近年の海水温の上昇などで分布が広がり、養殖ノリなどを食べてしまう“食害”が問題に。この“海の厄介者”をおいしく食べ、生態系を学んでもらうことも
狙いです。
小川日南アナウンサー:
「衣はサクッと中の身はふっくらとしています。甘みがあっておいしいです」
学生:
「食感はすごく柔らかくて食べやすいなと感じました。私自身(生態系の保全について)知らなかったので、知ることができてすごくいい機会になったと思います」
学食には「クロダイ」の食害を説明するパネルが設けられています。
愛媛県漁政課・千葉眞佐光主幹:
「『食べて学ぶ』。なかなか結びつかないような感じではあるんですけれども、実際に食べていただくことによって、学んだことがまた次の消費につながればと感じております」
「クロダイのフライ」は8日から4日間、松山大学の食堂で1日50食限定で提供されます。
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