愛媛県今治市の山中で今年９月、特殊な車が谷に転落し男性作業員が死亡した事故で、この作業員が勤める会社と男性代表取締役が、必要な安全防止策を講じなかった疑いで８日に書類送検されました。
労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、西条市小松町の素材生産業などを営む「近藤産業」と男性の代表取締役（６２）です。
この事故は今治市玉川町龍岡の「近藤産業」が所有する林で９月３０日に発生。作業する道を作るため、男性従業員（７１）が伐採する木を運ぶ特殊な車を運転中、路肩が崩壊し、約１５メートル下の谷に転落して死亡しています。
今治労働基準監督署によりますと「近藤産業」と男性の代表取締役はこの作業で路肩の崩壊を防ぐなどの措置を講じなかった疑いがもたれていて、松山地検へ８日に書類送検されました。
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