震災の教訓を後世に伝える「震災伝承施設」に、岩手県陸前高田市の「旧吉田家住宅主屋」が新たに登録されました。
国と、岩手・青森・宮城・福島の4県などでつくる震災伝承ネットワーク協議会は12月3日、陸前高田市気仙町の「旧吉田家住宅主屋」を震災伝承施設に新たに登録しました。
旧吉田家住宅主屋は、江戸時代に仙台藩主・伊達政宗から気仙郡を治める役人に任命されていた吉田家の仕事場として、1802年に建てられたものです。
震災による津波で全壊しましたが、流された部材を活用し気仙大工の技によって、2025年3月に復旧が完了、5月にオープンしました。
「復旧事業を体感できる、世界的に見ても極めてまれな建物」として高く評価されました。
今回の追加で県内の震災伝承施設は131ヵ所となりました。