JR四国は12月5日、列車の脱線事故を想定した訓練を高松市で行いました。
訓練は、列車が踏切内に侵入した車と衝突し、脱線したという想定で行われ、JR四国のほか、警察や消防などあわせて約200人が参加しました。
訓練では、最初に列車の運転士が指令所に事故を報告。その後、駆け付けた消防隊員らが車の運転手を救出したり、ハシゴなどを使って列車の乗客を安全に避難させる手順を確認しました。このほか脱線した列車を専用のジャッキで持ち上げて、レールに戻す作業も行われました。
(JR四国 四之宮和幸社長)
「鉄道を安全に運行するための知識の向上にも役に立った。まず大事なのは客の救護・救援を最優先に取り組むこと」
JR四国によりますと、管内では2025年度、5件の踏切事故が発生しているということで、こうした訓練を通じて関係機関との連携を強化し、迅速な対応につなげたいとしています。