名古屋市の広沢市長が工事再開を示した天白区の里山・相生山を貫く道路について、周辺住民が12月5日、市長に撤回を求めました。
「弥富相生山線」は、2010年に河村前市長が中断させ、緊急車両などに限り通行できるよう検討されてきましたが、2025年10月21日、広沢市長は一般車両も通行できる形の開通に向け工事再開の方針を示しました。
これに対して、周辺住民らで作る市民団体は5日午後、広沢市長と面会し、道路が出来れば、ヒメボタルなど生態系に影響を与える恐れがあるなどとして、工事再開の撤回を訴えました。
広沢市長はこれまでに未着工の部分はヒメボタルの生息地に影響しないよう橋をかけるなど対応案を示していて、「ホタルにはさほど影響を与えず、自然環境を守ることのできる案」と理解を求めました。