南極で調査研究を行う第67次南極地域観測隊の本隊が4日、成田空港から経由地のオーストラリアに向け出発しました。
4日に出発した第67次南極地域観測隊は、青木茂観測隊長以下62名の本隊に所属する隊員です。
越冬隊では女性初の隊長として国立極地研究所准教授・江尻省(えじり・みつむ)さんが任命されています。
第67次南極地域観測隊は、2026年1月7日に観測船しらせで南極の昭和基地に到着する予定ですが今回は、昭和基地の周りに氷山があるなど、接岸が例年以上に難しく厳しい航海になるとみられています。
現地では、地球温暖化に伴うトッテン氷河での氷の融解を調査研究するほか、100万年前の氷を採取する取得計画では、深さ2000メートルあたりの氷の採取を目指す予定です。