取引が活発になる年末年始を前に、仙台市の郡市長が12月5日、中央卸売市場を視察し、海産物や野菜の入荷状況などを確認しました。
この視察は、年末年始を前に市場で働く人たちを激励しようと、毎年行われているものです。
郡市長がまず向かったのは水産棟。入荷や価格の動向について説明を受けました。
こちらは、仙台の正月に欠かせないナメタガレイです。市場関係者によりますと、現在の入荷状況は去年の同じ時期と比べ、1.5倍ほどと順調なことから、価格は、去年よりも比較的安く推移すると予測されています。
一方、年末年始に需要が高まる「イクラ」ですが、秋サケの不漁が続いていることから、価格の高騰が見込まれるということです。
また、5日は青果棟も視察し、郡市長がセリ鍋を試食しました。セリは全国的にも人気が高まっているといい、例年より高値が続く見通しです。
仙台市 郡市長
「仙台市中央卸売市場は市民だけでなく、東北の人たちの食を守っているとても重要な市場です。市場の皆さんがしっかりと対応していただいていると、大変心強く思った」
野菜については、この冬、安定した入荷が続いているということです。