7月のカムチャツカ半島沖地震で津波警報が発表された際、避難した人の半分以上が車を利用した避難だったことが内閣府の調査でわかりました。
内閣府はカムチャツカ半島沖で発生した地震で津波警報が発表された際の避難行動を北海道、宮城県、神奈川県、静岡県の計4300人の住民を対象にインターネットでアンケートを行いました。
避難した人は1012人で23.5%、このうち車で避難した人が55.3%、徒歩で避難した人が39.1%、オートバイや自転車が4.2%で、半数以上が車で避難したと答えました。
また、車での避難のうち40%弱が渋滞に巻き込まれたと答え、車を乗り捨てて避難した人もいました。
津波避難について、国は徒歩での避難を原則としていますが、内閣府は地域や避難する人の事情を踏まえ、渋滞で逃げ遅れが生じないよう事前に対策するなど自治体向けの指針を改定する方針です。