JR名古屋駅で11月、男性がケガをした天井パネルの落下事故で、落下したパネルはおよそ3カ月にわたって固定されていない状態だったことがわかりました。
11月21日、JR名古屋駅のコンコースで重さ30キロほどの天井パネルが突然落下して通行人の男性(60代)の頭を直撃し、男性はケガをして病院に運ばれました。
JR東海によりますと、グループ会社のジェイアール東海建設が、8月にこの場所で壁ボードの一部を撤去する工事を行った際、残ったボードが固定されているか確認していなかったということです。
担当者が「固定されている」と思い込んでいたためで、事故までのおよそ3カ月間、ボードは壁に固定されていない不安定な状態でした。
事故を受けて、JR東海は名古屋駅で同様の工事をしていた2カ所で緊急点検を実施しました。