北海道後志地方の倶知安町で発覚した無許可開発問題をめぐり、町が定例町議会に提出した刑事告発にかかる費用などを計上した一般会計補正予算案が12月1日、可決されました。
羊蹄山のふもと、倶知安町巽地区では、遅くとも2023年から無許可で森林が伐採され、別荘とみられる巨大な住宅2棟の建築が進んでいました。
6月、北海道が森林法違反などを理由に事業者に工事停止を勧告し、現在、工事は止まっています。
町は建築基準法や景観法など9件の法令違反を確認したとして、「厳正な処罰を求めたい」と、事業者を刑事告発する方針を固めていました。
12月1日から開かれている第4回定例町議会に弁護士費用など約93万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出。
1日、可決されました。
町は、早ければ2026年度中にも刑事告発するとしています。