16年ぶりとなった大崎町長選挙は11月30日、投開票が行われ、新人で元大崎町職員の中野伸一氏(58)が3026票を獲得し、新人4人による選挙戦を制して初当選を果たした。
現職町長は6期務め勇退、24年ぶりの町長交代へ
大崎町では町長を6期務めた現職の東靖弘氏(81)が勇退を表明したことから、24年ぶりに町長が交代することになる。今回の選挙は4人の新人による争いとなり、元大崎町企画調整課長で現職町長の後継者として立候補した中野伸一氏が勝利を収めた。
中野氏は「対話によるまちづくり」を訴え、有権者の支持を集めた。選挙では福祉や農業に関する政策が主な争点となったほか、高いリサイクル率を誇る大崎町のごみ処理のあり方についても論戦が交わされた。
投票率は前回を上回る
今回の選挙の投票率は67.28%となり、選挙戦となった16年前の2009年を6.41ポイント上回った。多くの町民が町の将来を決める一票を投じたことがうかがえる。
中野氏「責任重大」と初当選の喜び
当選を果たした中野伸一氏は「これからの課題解決を考えると責任重大だと思う。皆さんの信託にこたえられるよう誠心誠意努力し、誠実に謙虚に情熱を持って頑張っていく」と初当選の喜びと決意を語った。
12月21日から新町長の任期スタート
中野氏の町長としての任期は12月21日から始まり、4年間となる。大崎町の新たなリーダーとして、選挙戦で掲げた政策の実現に向けた取り組みが注目される。
高いリサイクル率など、これまで大崎町が築いてきた実績を土台に、福祉の充実や農業振興など様々な課題に対し、「対話」を重視した町政運営が期待される。
(動画で見る▶大崎町長選挙 中野伸一氏が初当選 24年ぶりの町長交代と投票率67.28%)
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