11月9日に閉幕した瀬戸内国際芸術祭について、来場者の半数以上が初めての来場だったことが分かりました。実行委員会では、新たな来場者に魅力を伝えられたことに手応えを感じています。
瀬戸内国際芸術祭は、香川と岡山の島々などを舞台に3つの会期に分けて、107日間開催されました。全体の来場者の数は108万4128人と、コロナ禍前に開催され約117万人が訪れた2019年に続き、これまでで2番目に多くなりました。
実行委員会が会場やウェブで実施したアンケートによりますと、初めて来場した人は、54.1%と全体の半数を超えました。
来場者の居住地をみると、会場となった香川と岡山が36.8%、このほか国内が40.2%となりました。海外からの来場者は、23%となっていて、新型コロナの影響が残る前回2022年の1.3%から大幅に増えています。
実行委員会は「コロナ禍が明け国の内外から多くの人が訪れてくれた。これまで来たことがない人に魅力を知ってもらえて良かった。今後もアートで世界を結ぶことができたら」としています。