秋田県の男鹿地区と湖東地区の消防本部を統合する新たな消防本部の組合設立に向けて、5つの市町村による調印式が25日に行われました。

大潟村で行われた調印式には、男鹿市、潟上市、八郎潟町、井川町、それに大潟村の市町村長が出席し、新たな消防組合設立に合意する協議書に署名しました。

男鹿地区と湖東地区を統合した新たな組合の名称は「男鹿潟上南秋消防組合」で、消防本部は「男鹿潟上消防本部」として男鹿市に本部を置きます。

秋田県内では人口減少への対応や災害対応能力の強化などを目的に、2008年から現在13ある消防組織の再編に向けて協議が進められ、統合は今回が初めてとなります。

新たに誕生する男鹿潟上南秋消防組合は、男鹿市の菅原広二市長を組合管理者とすることを決めました。

男鹿市・菅原広二市長:
「身が引き締まる思い。これから5市町村が一体となって消防・緊急にあたっていかないといけない。広域的な経済活動も期待できる。今まで以上に情報交換ができて観光面も期待できる。色々なシナジー効果がある」

「男鹿潟上南秋消防組合」は県の許可を受け、2026年4月から活動する予定です。

秋田テレビ
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