25日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3営業日続伸し、前日比664.18ドル高の4万7112.45ドルで取引を終えた。
複数のアメリカの連邦準備制度理事会(FRB)高官が雇用減速への懸念に言及していることから、市場ではFRBが次回12月の金融政策会合で追加利下げに踏み切るとの観測が持続し、景気浮揚につながるとの期待感から買い注文が膨らんだ。
FRBの次期議長人事を巡り、アメリカのトランプ政権が国家経済会議のハセット委員長を最有力視していると伝わった。
金融緩和を志向しているとされるハセット氏の議長就任で積極的な利下げ路線が取られ、アメリカの景気が下支えされるとの観測が広がり、相場の一段高につながった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数も3営業日続伸し、153.58ポイント高の2万3025.59だった。