新潟県糸魚川市で11月19日、より多くの若い世代に拉致問題への関心を持ってもらおうと「拉致問題を考える若者の集い」が開催され、中高生約850人が参加しました。
拉致被害者・横田めぐみさんの弟で家族会代表の拓也さんは講演で、拉致された直後に北朝鮮で撮影されためぐみさんの写真を紹介し、拉致問題を自分事として捉えてほしいと訴えました。
【拉致被害者家族会 横田拓也 代表】
「皆さんの大切な家族・きょうだい・友達がこの写真の向こう側に座っていたら、その友達・家族は何を訴えかけているか、誰かの写真ではなく“私の問題”としてこの写真をしっかり捉えてほしい」
また、特定失踪者大澤孝司さんの兄・昭一さんは、国連人権理事会の作業部会が大澤さんと中村三奈子さんなど12人を北朝鮮に安否を問い合わせるリストに掲載したことに言及。
【大澤孝司さんの兄 昭一さん】
「国連が認めてくれたんだと思って、今後に期待している」
一方、糸魚川中学校2年の竹田航介さんは『拉致問題は今の問題』と題した作文を発表しました。
【糸魚川中学校2年 竹田航介さん】
「自由ある私たちが声を上げなければ、ほかに声を上げる人はいません。私たちが声を上げ続けなければなりません」
参加した生徒たちは同世代の訴えにも触れながら、自分にできることを考えていました。