若者の非行などで警察による警戒が続いている新潟駅周辺ですが、今年増えているのが自転車の盗難被害です。新潟駅周辺では11月20日朝、自転車盗難への注意喚起が行われました。

20日朝、新潟駅の南口広場で警察が呼びかけていたのは、自転車の盗難被害への警戒です。

新潟駅周辺と言えば、今年の春ごろから夜に少年少女の複数グループが集まり、飲酒や喫煙・傷害事件を起こすなどの問題が多発。7月には、警察や市が連携し駅前広場を中心に集中警戒を行っていました。

取締りの強化が若者の非行に一定の効果を発揮する一方、いま増えているのが自転車の盗難被害です。

警察によりますと、新潟署管内における自転車の盗難被害は10月末時点で322件と前年度より35件増加。

そのうち147件が新潟駅南口で被害に遭い、盗まれた自転車の6割以上が無施錠だったということです。

こうした状況を受け、20日は新潟署の警察官など約20人が市民に自転車の施錠を呼びかけました。

【警察官】
「最近自転車の盗難が増えていて、鍵かけをしてくださいと広報している。(ロック)お持ちですけど、もしよかったら予備で」

盗難被害を防ぐには異なる種類の鍵を2本使うダブルロックも有効だとしてチェーンロックも手渡されました。

【新潟警察署 朝妻拓郎 生活安全課長】
「多くは無施錠で盗難被害に遭っている状況なので、盗難被害に遭わないために自転車の鍵掛けを確実に行ってほしい」

新潟署は引き続き、新潟駅周辺の治安維持に取り組むとしています。

NST新潟総合テレビ
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