11月20日、岩手県は中部保健所管内の教育・保育施設で、感染性胃腸炎の集団発生があったと発表した。
園児14人が嘔吐や下痢などの症状を訴えていて、症状のある人からサポウイルスが検出された。
県によると、11月14日に教育・保育施設(園児・職員100人以上)から複数の園児に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、11月10日から11月19日までに、園児14人に嘔吐や下痢などの症状があったことがわかった。
糞便検査を実施した結果、症状のある4人からサポウイルスが検出された。
重症者はおらず症状のある人は回復傾向にあるという。
保健所の調査では、給食を原因とする食中毒の可能性は低いと判断し、予防対策を指導したという。
県は感染対策として、調理前や食事前には石けんと流水で十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクや使い捨て手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒することなどを呼びかけている。
※盛岡市保健所管内は盛岡市
※県央保健所管内は八幡平市・滝沢市・雫石町・葛巻町・岩手町・紫波町・矢巾町
※奥州保健所管内は奥州市・金ケ崎町
※中部保健所管内は花巻市・遠野市・北上市・西和賀町
※一関保健所管内は一関市・平泉町
※宮古保健所管内は宮古市・山田町・岩泉町・田野畑村
※釜石保健所管内は釜石市・大槌町
※大船渡保健所管内は大船渡市・陸前高田市・住田町
※久慈保健所管内は久慈市・普代村・野田村・洋野町
※二戸保健所管内は二戸市・軽米町・九戸村・一戸町
(岩手めんこいテレビ)