秋田市の中学生が「財務大臣」になりきりました。日本の財政について学ぶ特別授業が20日開かれ、生徒たちが予算編成に挑戦しました。

特別授業が開かれたのは、秋田市の秋田大学附属中学校です。3年生が4人一組のグループごとに国の予算編成に挑戦しました。

2025年度の国家予算の内訳を基に、歳入と歳出それぞれの項目を決めたら、教育や地方への交付金、防衛などに充てる予算を、現在の国家予算からどのくらい増減させるか考えます。

“子育て”の予算を増やすグループは、「増加は確定」「子供がいないからこそ、増加してこれからの世代に子供を産んでもらう」などと意見を交わしていました。

男子生徒は「若者の負担を減らして、その代わりに高齢者に負担をしてもらうことを考えた。国民のためを思うのか、国のためを思うのか、考えるのがすごく難しかった」と話していました。

3年後には選挙権を得る生徒たち。政治と生活の関わりを考えるきっかけになったようです。

秋田テレビ
秋田テレビ

秋田の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。