地域経済にプラスの効果をもたらす外国人観光客。岡山県の伊原木知事は、さらなる観光客獲得に向け、11月に韓国で行ったトッププロモーションに手応えを示しました。一方、日中関係の冷え込みに懸念も示しました。
伊原木知事は11月2日から4日まで韓国・ソウルを訪問しました。現地ではSNSで情報発信している人気インフルエンサー約40人を招待し、県内の観光地をPRしたり、県産フルーツを使ったパフェ作りを体験してもらいました。
(岡山県 伊原木隆太知事)
「40人集まれば良い」と応募したら4倍の応募があった。パフェ作りの過程や完成品をSNSで発信したらかなりの反響」
また、大韓航空本社を訪れ、現在、週3往復している岡山ーソウル線の増便や利用しやすいダイヤへの変更を要望。また、現地の旅行会社とマスコミを対象とした説明会では、岡山の観光地や特産品を売り込みました。
(岡山県 伊原木隆太知事)
「小都市」が注目されていて岡山はまさにそういう所と説明。かなりの食い付き・興味を持ってもらえた。ありがたい。手ごたえ」
一方、高市首相の台湾有事に関する発言を受けて、中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけるなど急速に冷え込む日中関係。伊原木知事は、現時点で県内向けツアーの中止といった情報は把握していないとした上で、今後の影響について懸念を示しました。
(岡山県 伊原木隆太知事)
「(中国人観光客の)訪日キャンセルが国内でいくつか出ている。岡山県に限ってこれからも影響が出ないということは、なかなか期待しづらい」