専門店の魅力発信です。ランドセルと子ども服を販売する長野市の専門店。ターゲットが重なる「イオンモール須坂」を意識し、11月9日、初めて小学校入学服の試着・販売会を開きました。専門店ならではの品ぞろえを強化し共存を図りたいとしています。


ズラリと並んだ色とりどりの服。小学校新1年生用の「入学服」です。

今年4月に長野市上松の古民家を改装してオープンした「ショパンランド」。ランドセルとキッズフォーマルの専門店です。

11月9日、「入学服」の試着体験と先行予約販売会を開きました。

子どもと訪れた母親:
「コサージュもついている、かわいい」
「ネクタイがかっこいいの?」

子どもと訪れた母親:
「種類がいっぱいあって迷っちゃうぐらいで、本人の好きなものを選んでいこうかなと」

早速、試着ー。

子ども:
「(ネクタイの)青のところと(シャツの)白と青のところがかっこよかった。おうちの人の前で(着て)出るのが楽しみ」

「ショパンランド」といえば―。

2014年から今年3月まで「ながの東急ライフ」で営業。毎年2月には入学服のファッションショーを開き、多くの新1年生の門出を祝ってきました。

しかし、「ながの東急ライフ」は3月末で閉店。上松地区の「古民家」に移りました。

ショパンランド長野・佐分幸二社長:
「縁側に座っておじいちゃん、おばあちゃんがお孫さんのランドセル選びをニコニコしながら見るっていうのを想像したのもあります」

再出発から7カ月。新たな試みとして入学服試着会と先行予約販売会を初めて開きました。

通常、子どもの成長を見越して、商戦のピークは年末から2月にかけて。「ショパンランド」が1カ月以上早い時期に開催した狙いはー

ショパンランド長野・佐分幸二社長:
「10月にイオンモール(須坂)がオープンして、専門店がこれから生き残っていくために、この地域になかったもの、普段はそろえられないもの、一足早くお客さまに接するということをやってみた」

意識したのは10月にオープンした「イオンモール須坂」。「商圏」だけでなく、「ファミリー層」というターゲットも重なります。

そこで、いち早く試着会を開き、専門店ならではの品ぞろえをアピールしようと考えました。

ショパンランド長野・佐分幸二社長:
「当然、相当大きな影響はあると思うが、そういった中でどう共存できるか。首都圏の百貨店、一部の店舗でしか扱えない商品も取りそろえていくことによって、この地域でかぶらない商品がここに来れば手に入る。そういう『特化』していくことしかない」

今年は、地域では珍しい国内の有名ブランドや近年のトレンド「知的」なデザインの服を多数そろえました。

客は―。

千曲市から訪れた母親:
「いろんなバリエーションがあっていい。この子に合うものをちゃんと選べて、お店の方も献身的にやってくれてありがたかった」

市内から訪れた母親:
「ここのアットホームな感じも好きだし、ゆっくり選べるので、みんなと違った本人の個性が出るような服を選んでいきたい」

先行販売会はこの日限りでしたが、12月から徐々に入荷が始まるということです。また、恒例のファッションショーは2026年2月、衣料品販売の「ロン・都」の川中島店で開く予定です。

ショパンランド長野・佐分幸二社長:
「より、ここを目指して来てくれるお客さまが喜ばれる商品を集めて、どこよりも品ぞろえの充実と、さらに一層のサービスに努める、この2点に限ります」

長野放送
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