今シーズン一番の寒さとなった19日朝の列島各地。
日中もほとんど気温が上がらず師走並みの寒さとなり、各地で雪が降りました。

強い冷え込みとなった新潟・魚沼市では、除雪作業が行われていました。

除雪作業する住民からは「こんなにも積もるとは思ってなかった。普段の初雪はこんなに降らないですよ。うっすら白くなるくらいで終わる。今年はこんなに積もるとは思ってもみなかった」「 雪が降ると毎朝ですので、結構キツイです。 雪はほどほどにしていただくと一番いいんですけど」などの声が聞かれました。

魚沼市では、赤く染まった紅葉した木々に雪化粧の光景が広がっていました。

長野・信濃町でも道路や住宅に雪が積もりました。

18cmの積雪を記録した信濃町。
また、長野市では18日夜、初雪を観測しました。

宮城県の鳴子温泉でも雪が降り、日本三大こけしの1つ「鳴子こけし」の頭にもうっすらと雪が積もっています。

福島・猪苗代町でも雪が降り、一面真っ白な銀世界が広がりました。
街灯や車にも雪が積もり、雪かきをする人の姿が。

雪かきをする住民は「『うわ!あら雪だ!』と思いました。この年ですから大変です」と話しました。

冬日となった北海道・札幌市内では路面が凍結。
出勤する人たちは転ばないよう慎重に歩いていました。

通勤する人は「(地面が)つるつるで転びそうになりながら、足に力を入れて歩いてきました。10分くらい早く出て、転んでもいいようにしました」と話していました。

宮崎県にある日本最南端のスキー場「五ヶ瀬ハイランドスキー場」では、1カ月後のオープンに向け作業が行われていました。

標高約1600メートルの「向坂山」にあるこのスキー場では、19日午前6時に氷点下4.5度を記録。
この冷え込みを活用し、霧状の氷を噴射して雪を降らせる降雪機などを使って雪作りが進められていました。

五ヶ瀬ハイランド・川崎一仁さん:
いま一歩(冷え込みが)足りない部分がありますけど、今朝は強くなったので、降雪の方もできるようになった。たくさんお客さんが広く滑れるように、広いゲレンデを作りたいと思います。

氷点下0.2度まで気温が下がった熊本・阿蘇市では、池の表面にうっすらと氷が張っていました。
地元の人によりますと、今シーズン初めての氷“初氷”とみられるということです。

佐賀から来た観光客は「めちゃくちゃ寒いです。今日は暖かい格好をしてきたんで良かったですけど、1枚ないだけで凍える寒さではないかと思う」と話しました。

長崎から来たというカップルは「冬の自然いいですね」「キレイですね。やっぱり阿蘇の自然ってすてきで癒やされます」と話し、幻想的な光景を写真に収めていました。