今シーズン初めて気象台が「雪に関する気象情報」を発表しています。

大分県内には強い寒気が流れ込んでいて、18日夜はじめ頃から19日午前中にかけて標高の高い所では雪が積もる可能性があります。

◆熊本からの登山客
「かなり風が吹いていて飛ばされそうになるぐらい寒かった」

標高1330メートルある九重町の牧ノ戸峠です。峠から臨む山並みの木々は凍って白くなっていました。

強い寒気が流れ込んでいる県内。

18日は日中も気温が上がらず最高気温は湯布院で10.6度、玖珠で11.1度など12月中旬並みの寒さとなるところもありました。

気象台は今シーズン初めて「雪に関する気象情報」を発表しています。18日夜はじめ頃から19日の午前中にかけて標高の高い所では雪が積もる所がある見込みで、積雪や路面の凍結に備えが必要です。

一方こちらは、JR大分駅前です。大分市中心部でもマフラーを着けて寒さをしのぐ人の姿が見られました。

◆街の人は
「とにかく風邪ひかないために着込んできた。帰りも遅いのでマフラーとか帽子とか用意してきた」

一方、この寒さを歓迎しているのがスキー場です。

九重町のくじゅう森林公園スキー場では11月6日からゲレンデづくりがスタートしました。

12月のオープンまでの間、氷を砕いて雪状にする造雪機3機を毎日稼働して、およそ700メートルのゲレンデを完成させる予定です。

◆くじゅう森林公園スキー場佐藤智之支配人
「1週間前からかなり冷え込んできて、雪作りも順調に進んでいる。(オープンまで)1か月をきった。雪作りを本格的に進めていく。スノースポーツをくじゅう森林公園スキー場でしてみては」

12月12日にオープンする予定で期間中は車で直接来場できない人のために、九重インターチェンジやJR豊後中村駅とスキー場を結ぶ無料の送迎バスを毎日運行するということです。

寒さの影響はこちらにも。

大分市のガソリンスタンドでは灯油を買い求める人が増え始めています。

◆客
「ストーブ(用)。これまではつけてなくてよかった。急に寒くなったらつけないと家の中でじっとしてられない」

店によりますと灯油を買う人の数は、普段は1日20人から30人程ですが例年寒さが厳しくなるとその数がおよそ2倍に増えます。

2025年は11月、暖かい日が多かったことから灯油が売れ始める時期が1か月ほど遅れていると言います。

◆愛石油 三宅玄徳社長
「今まで暖かったので灯油の売れ行きが今一つ伸びなかったがこれから寒くなってきてようやく灯油の商戦も本格化してきた」

19日にかけて寒さは続きそうで、体調管理にもお気をつけください。

テレビ大分
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