高市首相の「台湾有事」に関する発言をめぐり中国側が反発を強める中、松本文科相は、中国国内の日本人学校や大学などで学ぶ日本人に対して安全確保を促す通知を出すよう指示したと明らかにしました。
松本文科相は会見で、「過去においては中国で日本人の児童が殺傷されるという痛ましい事件もありました。まずはこうした事態というものを、我々として何としても避けていかなければいけない」と話しました。
松本文科大臣は、18日の閣議後の会見で、現地の日本人学校に通う児童・生徒・教職員や日本人留学生の安全確保の徹底について、外務省と連携のもと、18日中に注意喚起などの通知を出すよう指示したことを明らかにしました。
一方、中国が自国民に日本への留学の取りやめの検討を呼びかけたことへの対応については、「政府全体の方針もあるので、その中で議論をされていくということになると思う」と述べるにとどめました。