大阪の興国高校は部員の飲酒が明らかになったサッカー部について、来月始まる全国大会に出場する意向を表明しました。
大阪市天王寺区にある興国高校ではサッカー部が全国大会への出場を決めた翌日の今月2日、部員1人が飲食店で飲酒をして倒れて病院に運ばれ、同席していた複数の部員を含めて停学処分になっていました。
学校は、その後の調査で飲酒行為は病院に運ばれた部員以外に認めらなかったとして、飲酒した部員を外して全国大会に出場する意向を15日に表明しました。
声明で学校は「飲酒行為に関与していない部員までもが出場を理不尽に絶たれることは深い傷を残しかねない」、「例え批判の目にさらされながらでも前を向いてプレーする経験のほうが人格形成に寄与すると考えた次第です」とし、学校運営者の判断で決断したと説明しています。