政府の地震調査委員会は9日に三陸沖で発生したマグニチュード6.9の地震などについて、東日本大震災の前にも発生していたゆっくりと断層が動く「スロースリップ」が起きている可能性があると指摘した。
今月9日に三陸沖でマグニチュード6.9の地震が発生し、今月に入ってから昨日までに、震度1以上の地震を41回観測している。
政府の地震調査委員会の平田直委員長は、過去の地震の記録から今回の地震活動はゆっくりと断層が動いてひずみエネルギーを開放する「スロースリップ」が起きている可能性があると指摘した。
スロースリップは東日本大震災の前にも発生していることがわかっている。
また、この地域は同規模以上の地震が続けて発生しやすい領域だとして、今後1か月ほど、同程度の揺れや規模を上回る地震、津波を伴う地震に注意するよう呼びかけた。