福井市は、市内の一部の「ひとり親世帯」について、保育料などの算定方法を誤り定められた額より多く徴収していたことを明らかにしました。対象となるのは延べ700世帯で、あわせて約5000万円を返還する方針です。
 
福井市の規則によると「ひとり親世帯」は一律で保育料を減額すると規定されていますが、市はこれまで、所得に応じて児童扶養手当を受給していない「ひとり親世帯」の保育料を減額していませんでした。
 
当事者からの指摘で発覚し調査したところ、この誤った運用が長期間続けられていました。市は、民法の規定で返還を受ける権利がある過去10年間にさかのぼり約700世帯にあわせて5000万円を返還するとしました。
 
市は再発防止に向けて条例や規則を改めて確認し、職員にはチェックの徹底を図るとしています。

福井テレビ
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