望まない妊娠を防ぐ緊急避妊薬は、海外では早くから市販化が進んでいましたが、2月から国内でも薬局などで買えるようになりました。病院へ行かなくても手に入れられるようになった反面、注意も必要です。福井県内の販売店を取材しました。
避妊の失敗や性暴力などで意図しない妊娠の可能性がある際に、性交渉後に服用すると妊娠のリスクを一定数低減できるのが緊急避妊薬=アフターピルです。
兵藤遥陽アナウンサー:
「こちらの調剤薬局では、プライバシーに考慮した個室で緊急避妊薬を服用します」
福井市内のひまわり調剤薬局では、2月から販売が始まったノルレボと、3月9日から販売が始まったレソエルの2種類を販売しています。
日本では長らく、入手するには医師の診察や処方箋が必要でしたが、2月から国内でも、一定の要件を満たした薬局やドラッグストアで処方箋がなくても購入できるようになりました。
以前に比べて手軽に手に入れられるようになった半面、注意すべきことはー
ひまわり調剤薬局薬剤師・宮越紗世さん:
「まず、服用するにあたって72時間以内という制限がある。72時間以内に服用すると80%の確率で避妊に成功するといわれている。他の人に渡したり持ち帰ったりはできないので、必ず(薬剤師の)目の前で飲んでもらうことになっている」
仮に72時間を過ぎてしまった場合は、病院などの必要な機関の情報を提供しています。
薬剤師の宮越さん:
「病院を受診するよりもハードルは心理的な面でも労力的な面でも下がると思う。もし緊急避妊薬が必要な状況にある方がいれば、チェックシートでチェックはするが、しつこく聞いたり深く追求したりはしないので、あまり不安がらずに緊張せずに来てもらえたら」
ひまわり調剤薬局では、緊急避妊薬が必要になった際は電話で問い合わせをしてもらうとスムーズに案内ができるとしています。
また注意点として、服用したからと言って100%避妊に成功するわけではないので、3週間後に妊娠の有無を確認するという手順を踏んでもらうそうです。
厚生労働省は▼プライバシーへの十分な配慮が確保されていること▼近くの産婦人科医と連携体制を構築していること、などの要件を満たした店舗のみ緊急避妊薬の販売を認めています。
県内では、この条件を満たした58カ所の薬局やドラッグストアで入手できます。