県東部の7つの市町の事業所に工業用水を供給する県東部工業用水道局は14日、給水料金の引き上げを検討していることを明らかにしました。

【県東部工業用水道管理事務所 宮地誠所長】
「工事を着実に進めていくためには、現在の給水料金では資金の確保は困難であることから料金の見直しを検討している」

14日開かれた県議会の決算特別委員会で、県東部の7つの市町に工業用水を供給する県東部工業用水道局は給水料金引き上げを検討していることを明らかにしました。
県東部工業用水道局は1967年の給水開始から59年が経過し、施設の老朽化が課題となっています。

工業用水の需要対策や施設管路の老朽化対策、災害対策の3つの基本方針で施設を更新する計画で、今後、約40年間で概算340億円の事業費を見込んでいます。

【県東部工業用水道管理事務所 宮地誠所長】
「安定供給を継続し、経営を維持していくために必要な給水料金を試算するとしていて/改定の時期等については現在精査している」

水道局が現在給水しているのは34の事業所で、給水料金は1立方メートルあたり26円と1984年以降料金を据え置いています。
対象事業所にはこれまでに2回料金改定が必要な状況であることなどを説明し理解を求めているということです。

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