鹿児島県奄美市の国立のハンセン病療養所「奄美和光園」で合同慰霊祭が行われ、これまでに亡くなった約400人の入所者を追悼しました。
「黙とう」
遺族や入所者ら62人が参列した合同慰霊祭では、遺族の代表がハンセン病にいまだに根強い偏見があるとして、「人の心のバリアが完全になくなることが故人、遺族の願いです」とあいさつしました。
そして参列者が祭壇に菊の花を手向け、2024年11月以降に亡くなった入所者5人を含む410人の霊をなぐさめました。
奄美和光園・馬場まゆみ園長
「御霊の冥福をお祈りするとともに、残された6人の入所者の方々が1日も長く元気で過ごされること、(園が)安寧の地になることを祈念する。地域との共生を目指して頑張りたい」
奄美和光園には11月1日時点で6人が入所していて、平均年齢は86・83歳となっています。