高市首相は13日、参院予算委員会において、参政・神谷宗幣代表、共産・小池晃書記局長らと論戦を繰り広げた。
参政党・神谷代表との初の本格論戦
参議院の予算委員会、2日目の朝…。

あちらこちらにアタマを下げながら現れた、高市首相。
野党議員からの質問には…。

高市首相:
真摯に議論させていただきたいと思います。ご協力、よろしくお願いいたします(委員会室笑い)。

高市首相:
心から敬意を表しております……お手柔らかにお願いいたします (委員会室笑い)。

“低姿勢”で答弁に臨む“早苗スタイル”が定着しつつあるなか、この日は外国人政策などで論戦。
高市首相は「日本人ファースト」を政策の中心に掲げている参政党・神谷代表との初の本格論戦に臨んだ。

参政党・神谷代表:
トランプ大統領が訴えているのがアメリカファーストですね。日本のことは日本で決めてください。それぞれの国が国益を追求していく。我が国も政策転換をすべきではないのか。

高市首相:
世界が平和であることを反映することが、また自分の国の富にもなる、こういう考え方大事にしたいなと。

参政党・神谷代表:
私も賛同いたします。我が党も日本人ファーストと言って、日本人だけ良ければいいのかと、だいぶ叩かれましたけど、そんなことは思ってなくて。極右だなんだと我が党も言われますし、総理もたまに極右って書かれてますけども。

高市首相:
巻き込まないでください(笑)。
そして“外国人政策”については…。

参政党・神谷代表:
移民のところで聞きたいんですが、外国人の受け入れ数というのは見直していくのか。

高市首相:
不法滞在者ゼロプラン、この強力な推進を指示したところです。(来年)1月をめどに、それぞれの施策の基本的な考え方、取り組みの方向性はお示しできるように検討を進めさせます。
神谷氏の次に質問に立ったのは、共産党の小池書記局長だった。
冒頭…。

共産党・小池書記局長:
これね、賛成ですよ、いいと思いますよ。

小池氏が“賛成”と言ったのは、11日の衆議院の予算委員会で、高市首相が“自由に使える5兆円の恒久財源があったら、食料品の消費税をずっとゼロにしたい”とした発言。

共産党・小池書記局長:
私たち恒久財源示している。法人税、これ見直す。是非ね、総理ね、恒久財源議論しましょう。
“思わぬラブコール”を受けた形の高市首相だが…。

高市首相:
そんなことをしてしまったら、本当に頑張っている日本の企業、出て行ってしまいますので、また別の財源をお示しいただけたらうれしいなと思います。
一方で、“労働時間の規制緩和の検討”については。

共産党・小池書記局長:
労働時間は短くするのが世界の流れなんですよ。長くするなんてことを議論してるのはありますか、世界で、こんな国が。自由に使える時間をね、持っていくということは日本社会の大事な課題だと思いますが。

これに対し、高市首相は「希望に応じて、育児や介護とも両立できる働き方を実現していくことは必要」とした上で、現在の驚きの睡眠時間を告白した。

高市首相:
私も今、睡眠時間はだいたい2時間から長い日で4時間です。だからお肌にも悪いと。でもこう共にやっぱり、希望に応じて仕事もできる、余暇も出来る。これが非常に理想的な姿です。
予算委員会は14日まで行われる。
(「イット!」11月13日放送より)
