高市首相は13日、参院予算委員会において、労働時間の規制緩和を巡ってやり取りする中で「私も今、睡眠時間はだいたい2時間から、長い日で4時間だ。だから、お肌にも悪いと思っている」と、首相就任後初めて臨んだ予算委員会への対応で、十分な睡眠が取れていないことを明かす一幕があった。
共産党の小池晃書記局長は、予算委の質問で、高市首相が検討を指示した労働時間の規制緩和を巡って、「労働時間を短縮して、十分な睡眠はもちろん、趣味を楽しむ、社会活動に取り組む。これは、働く人の大切な要求だ。男女ともに家事育児、介護ケアを分かち合える社会にするためにも、労働者が自由に使える時間を」と述べて、規制の緩和に反対した。
これに対して高市首相は、「男女が共に希望に応じて育児や介護とも両立できるような働き方を実現していくことは必要だ」と述べた上で、「私も今、睡眠時間はだいたい2時間から長い日で4時間だ。だから、お肌にも悪いと思っている。やはり希望に応じて、育児や介護をちゃんと両立できるようにし、なおかつ仕事もできる、余暇も楽しめる、リラックスできる、そういう状況になれば非常に理想的な姿だ」と応じた。