JR仙台駅西口の一等地、旧さくら野百貨店跡地の再開発を進めていたディスカウント大手「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)が、計画を断念したことが分かった。
PPIHは仙台放送の取材に対し、
「総合的な判断で再開発を行わないこととした。詳細は回答できないが、一因として建築費高騰などが挙げられる」
と説明。解体後の広大な土地については「具体的な内容は未定」としており、活用方針は白紙のままだ。
旧さくら野百貨店は2017年に運営会社が破綻して閉店。2020年、PPIHが土地と建物の大部分を取得し、オフィス棟とホテル棟の2棟を建設する計画を打ち出していた。低層階には商業施設を配置し、駅前の新たな“顔”として期待が高まっていた。