江戸時代の浄瑠璃・歌舞伎作家、近松門左衛門が生まれ育ったとされる鯖江市の小学校で12日、子供たちが歌舞伎を体験する出前授業が開かれました。
          
出前授業が開かれたのは鯖江市立待小学校です。近松はこの学校の校区内で生まれ育ったとされていて、児童らは総合学習の一環で近松や伝統芸能について学んでいます。
  
授業には5、6年生約120人が参加し、歌舞伎俳優の中村翫政さんと片岡りき彌さんが招かれました。
 
児童たちは、歌舞伎の歴史やすべての役を男の人が演じるといった特徴を学んだ後、歌舞伎を体験。立役の中村さんからは観客の注目を集める「見得」を、女方の片岡さんからは歩き方を教わりました。
 
最後に2人は歌舞伎の演目の一つ「供奴」と「藤娘」を披露しました。
 
歌舞伎を体験した児童たち、地元ゆかりの近松門左衛門への理解を深めたようでした。      

福井テレビ
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