国民民主党の榛葉幹事長は12日の参院予算委員会で、高市首相と片山財務大臣について、ネット上で「最恐コンビ」と言われていると指摘し、「国民のための仕事を邪魔する人から恐れられる人だと信じている」とエールを送った。高市首相は「残念です」と笑わせつつ、「最強コンビ」として政権運営に取り組む決意を示した。

榛葉氏は質問の冒頭で、「今、国会が大きく変わっている。その象徴が高市総理であり片山さつき財務大臣だと思っている。日本初の女性総理のみならず、日本初の大蔵省時代から初の女性財務大臣。これは女性だからすごいんじゃないんです。実際に政治を動かして結果を出して、党派を超えて政策実現しようという推進力が、私はすごいと思っている」と指摘した。

その上で「今、高市・片山のコンビはさいきょうコンビと言われている。さいきょうのきょうは最も強いだけじゃなくて、もっとも恐れられているという最恐。ネット上でこう言われている」と指摘し、出席議員らの爆笑を誘うと、この評価をどう思うか高市首相らに尋ねた。

これに対し高市首相は「いや、残念です。恐ろしいの方の字だったんですね。ある世論調査の支持しない理由で、人柄が信頼できないが1位になってたんで、私ってそんなに性格悪いんかなと夫に言っていたところだ。強い方の最強コンビで頑張ってまいります」と決意を示した。

片山財務相は「私まで言及していただいて大変ありがとうございます。私は総理にひたすらついてまいりますので、ご指導よろしくお願い致します」と述べた。

榛葉氏は「最恐、恐れられているっていうのは、国民のために仕事をする、それを邪魔する皆さんからすると最も恐れられている。つまりは国民サイドに立った2人であってほしいと思うし、私はそうだと信じている」とエールを送り、所得税の控除枠の178万円への引き上げなどを求めた。高市首相は、引き上げを目指すという方向性は同じだと指摘し、「関所を越えられるかどうか頑張らせる」と述べ、前向きな検討を指示する考えを示した。

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