国の委託費や補助金など約20億円を不正に受給した問題を受け、東北地方整備局はジェイアール東日本企画を9カ月間の指名停止としました。
会計検査院によりますと、JR東日本グループの大手広告会社、ジェイアール東日本企画は、2019年度から2023年度までの間、実際に勤務していない職員の人件費を不正に計上するなどし、約20億円の補助金を不正に受給していたということです。
このうち、国土交通省の関係省庁が所管している補助事業でも、約6000万円の不正受給が確認されたことから、東北地方整備局は11月11日、ジェイアール東日本企画を来年8月10日までの9カ月間の指名停止としました。
東北地方整備局は指名停止の理由について「会計上の誤りではなく、意図的な水増し請求であると認識しているため」としています。