忘年会の日程が決まってきている方も多いかもしれませんが、企業の忘年会・新年会の開催予定を調べたところ、今年は「実施する」が減少に転じたことがわかりました。

民間の調査会社・東京商工リサーチが県内企業120社を対象に、忘年会、新年会のいずれかの開催予定を調査したところ、「実施する」は「55.8%」で、去年より「4.9ポイント」減少しました。

コロナ禍の2020年には「実施する」が「16.9%」まで減少し、その後、回復傾向となっていましたが、今回、コロナ禍後では初めて、前の年から減少に転じました。

「今回は実施しない」企業の理由として最も多かったのが、「開催ニーズが高くない」で「69.6%」でした。

そのほかで多かった理由は、「参加に抵抗感を示す従業員が増えたため」、「費用削減のため」「忘新年会が労働時間にカウントされる恐れがある」などです。

一方で「実施する」理由としては、「従業員の親睦を図るため」が「82.0%」で最も多く、次いで「士気向上のため」が「42.0%」でした。

東京商工リサーチは、「親睦や一体感を重要視する企業側と、仕事の延長の飲み会より気の合う仲間との飲み会を優先する社員側との間でギャップが生じている」としています。

仙台放送
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