鍋料理がおいしい季節に入ってきました。ズワイガニ漁が11月6日に解禁され、本格的な「カニのシーズン」が到来するのを前に、仙台市青葉区の寺では「カニ供養」が行われました。
高橋咲良アナウンサー
「青葉区にある、お寺です。きょう祭壇に並んでいるのは、北海道産の立派なタラバガニ、そしてズワイガニです」
「カニ供養」とは、全国でカニ料理店を展開する「札幌かに本家」が、自然の恵みに感謝するとともに、商売繁盛を願って毎年行っているもので、仙台での法要は35回目です。
11日は、仙台店の店長など関係者15人が参列し、カニへ手を合わせました。
札幌かに本家によりますと、12月から1月にかけての年末年始は1年で最も忙しい時期で、仙台店ではこの時期の売り上げが全体の2割にあたると言います。
札幌かに本家 小笠原輝幸専務取締役
「冬は冬らしく寒いと鍋が恋しい、あるいは、カニが恋しいということになりますから、夏場非常に暑い時期が続きましたし、客足が少し鈍った部分があったので、この冬にかける思いは例年以上のものがありますので、そういう意味も込めて、一生懸命供養させていただいた」
この会社では、全国に13ある店舗で去年1年間に、16万匹のカニを使用していて、このあと各地でもカニ供養を行うということです。