福井県が輸出拡大に取り組むブランド牛の「若狭牛」を来年1月に台湾のホテルで行われる県産食材イベントでをPRするのを前に、このホテルのシェフが来県し若狭牛の産地を視察しました。
11日は、台北市にあるホテルメトロポリタン・プレミア台北の和食店「はや瀬」の料理長・郡司行雄さんや台湾人のシェフら3人が坂井市内の「nomuraファーム」を視察し、牛舎の様子を見学したり生産者から餌の内容を聞いたりしていました。
郡司さんらが勤めるホテルでは、来年1月に若狭牛をはじめとする福井県産食材を使ったフェアを予定しています。
郡司料理長は「非常に質の高い和牛で前回も評判がよかった。今回は生産現場を見て、衛生的で素晴らしい環境だと分かった」と語りました。
県によりますと、若狭牛のほとんどは県内で消費されていて、県外への出荷や輸出の拡大が課題となっています。
県は、台湾への輸出をきっかけに若狭牛の認知度の向上を図り、国内外問わず若狭牛の需要増加を目指したいとしています。