新潟県魚沼市の山中で、地上50mの送電線に雪よけのカバーを設置する作業をしていた男性作業員が宙づりの状態で見つかり、救助されましたがその後死亡が確認されました。

亡くなったのは、上越市に住む49歳の男性作業員です。

男性作業員は10日、魚沼市大栃山の黒又川第一ダム近くの山中で、滑車付きのゴンドラに乗り、地上50mに位置する送電線に雪よけのカバーを設置する作業をしていましたが、何らかの原因で身動きがとれなくなり、午後3時ごろに現場責任者に「降りられなくなった」と無線で連絡しました。

現場責任者は電話がつながる場所まで移動し、午後5時半ごろに消防に通報。

その後、消防と男性作業員の同僚が現場に到着し確認にあたったところ、翌11日午前1時すぎに、電線から宙づりの状態になっている男性作業員が見つかり、男性作業員は午前7時前に地上に下ろされましたが、その後死亡が確認されました。

死因は低体温症でした。

警察によりますと、現場は携帯電話の電波が通じない上に、道も狭く、付近まで車で行くことができない場所だったということです。

警察などが事故の原因を調べています。

NST新潟総合テレビ
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