クマの出没が相次ぐ札幌市の円山動物園に11月11日、再びクマが姿を現して施設の窓枠にしがみつく姿がカメラに捉えられていました。

 札幌市中央区の「札幌市円山動物園」では、9日に園内でクマの姿が確認されて以降、連日出没が止まりません。


 11日午前0時20分ごろには、繰り返し出没している園内東側「野生復帰施設」でクマがうろつき、破壊された窓枠の金網によじ登りしがみつく姿が設置のカメラに残されていました。

 園内の「野生復帰施設」では9日、窓枠の金網が突き破られているのがすでに見つかっていました。

 さらに8日に置かれた「シマフクロウ」用のエサであるヒヨコやホッケが翌9日にはなくなっていたということです。当時換気のために窓は開かれ臭いが広がっていて、クマが食べた可能性があるということです。


 市はクマがエサの味を覚えて、高さ3メートルを超える柵を乗り越えて何度も出没を繰り返している可能性があるとみて、周辺に箱ワナを設置し警戒しています。

 円山動物園周辺の複数の住宅街では、10日夜から11日朝にかけてクマや足跡が見つかっていて、円山公園は全域で閉鎖される事態となっています。

北海道文化放送
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