衆院予算委員会で10日、高市首相が委員会の答弁に向けた勉強会を午前3時から開催したことが再び論点となり、“質問通告の遅れが原因”との指摘に対し、野党側が反論した。
国会での質問通告を巡っては、国光外務副大臣が野党を念頭に「通告は2日前ルール守ってください」などとSNSに投稿していた。
予算委員会の基本的質疑で立憲民主党の今井雅人議員は、「2014年にルールが変わり、(質問通告は)期限を設けずに、できるだけ早く提出するということになっている」と指摘し、「こういうものをSNSで流されたことで、『誰がそんなことをしたんだ』『誰が遅れたんだ』と犯人捜しになってしまい、ひどい状況になっている」と述べた。
高市首相は、午前3時からの勉強会について、「当日の朝は、午前8時から会議があり、閣議もあったので、それまでにということだった。私の答弁の読み込みが遅いということであったら、申し訳ないと思う」と改めて釈明した。
また、木原官房長官は午後の記者会見で、SNSでの発信に「事実誤認があった」として、国光外務副大臣に注意したことを明らかにした。