フランスの裁判所は、パリの刑務所に収監されているサルコジ元大統領(70)の仮釈放を認めました。
サルコジ元大統領は2007年の大統領選の際、独裁者だったリビアの故カダフィ大佐側から、巨額の選挙資金を不正に受け取れるよう側近を通じて働きかけたとして、禁錮5年の実刑判決が言いわたされ、10月21日に収監されていました。
パリの裁判所は10日、サルコジ元大統領の仮釈放を認め、司法監視下に置くと決定しました。
フランスからの出国や現職の法務大臣らとの接見が禁止されるということです。
サルコジ氏はまた、12年の大統領選を巡っても選挙資金を違法に調達した罪で有罪判決を受けていて、11月26日に判決が下される予定です。